訪問診療は通院が困難な方が対象で、家に居ながら医師が診察や薬の処方をします。今までの医薬品を把握し、必要な服薬管理を行います。月に1・2回の定期的な訪問による診察や血液検査、病状が変わった時の往診を受けることができます(診療時間外を含め対応方法をお知らせします)。専門的な治療・入院が必要だと判断したときは、専門医・専門病院を紹介します。また、専門病院にて専門的治療を受けながら、訪問診療を利用することができます。検査結果(健康診断等を含め)等の相談も受けます。
医療の必要性が高い場合は、点滴、酸素吸入、呼吸器の管理などがお家で可能です。経管栄養や留置カテーテルの対応も出来ます。癌の末期では医療用麻薬による疼痛管理・腹水の排液等による緩和ケアを行います。
訪問診療は在宅医療の中心ですが、在宅医療では訪問看護、薬局、ケアマネージャー、訪問入浴、訪問介護、福祉用具等がチームを組んで関わります。訪問看護では体調管理・医療的ケア・リハビリテーションなどを行います。薬局は薬の管理・相談・配達などを行います。ケアマネージャーは病状に合わせて必要な介護を準備・計画します。訪問入浴では用意した浴槽に動けない人を入れてくれます。訪問介護では日常の世話をしてくれます。福祉用具は介護用ベッド・マット、手すり等を用意します。当院では
医療・福祉サービスに係る相談にも応じます。
在宅医療を継続するためにはこのようなチームが必要です。お世話をする家族が疲れないようにするためです。また、独居の場合でも対応しますので、施設に入らなくても良いです。
訪問診療を希望される方は、まずは電話(093-600-2717)でご相談下さい。
院長の河野精一郎です。医師として約30年が経ちました。脳神経外科医として20年、療養型病院で10年、在宅医療を2年経験し、2018年9月1日より浅川学園台在宅クリニックを開院しました。
開業1年目は91名の在宅医療をし、37名の看取りをしました。2年目は131名の在宅医療をし、43名の看取りをしました。在宅医療は当院のみでできるものではなく、在宅チームの方々の熱い思いがあって、達成できた結果です。これからもチームを組んで在宅医療を広げていきたいと思っています。
2020年から新型コロナウイルス感染症が流行っているため、病院や施設では面会制限をしています。その中で、最期の時間を家族と共に過ごせるのは在宅医療の最大のメリットと思います。
なぜこのようなことになるのでしょうか。それは、病院での立場は患者、施設での立場は利用者、在宅での立場は本人だからです。言い換えると、病院は医療が優先であること、施設は集団が優先であること、在宅では本人が優先であることです。
在宅医療は生活を支える医療です。本人の希望に合わせて治療をし、安らかな状態を目指します。本人優先ではありますが、医療的に望ましくないような治療や効果が期待できない治療、保険診療が認めていない治療はできません。
通院が困難だけど、専門的な治療を受けたい方の場合、治療はかかりつけの専門病院で行ってもらい、訪問診療で在宅のサポートを行っています。医療的ケア児と言われるお子さんや癌治療を継続したい方ではこのような対応をしています。
在宅医療は、残念ながら病院の医療職には余り知られていません。病院で弱っている方が、家に帰ることで元気になることを度々経験します。このような事実を知ってもらえれば良いのにと思っています。見学希望の方は、連絡して下さい。
最後に、医師の方で、在宅医療を経験してみたい、働いてみたいと思われる方は是非、ご相談下さい。
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2024年9月1日で開業7年目です。6年間で623人の在宅医療をし、319人の看取りをしました。多職種とICTで情報共有をすることで対応が早くなりました。当院ではChatworkを使っています。
2024年8月1日からの保険外負担料金です。保険外負担料金
2024年6月1日保険医療機関として次の施設基準を届けています。保険医療機関施設基準の届出
2024年5月9日「医療情報取得加算・医療DX推進体制整備加算・在宅医療DX情報活用加算・在宅医療情報連携加算・オンライン診療・外来感染対策向上加算に関する院内掲示」を始めました。医療情報取得加算・医療DX推進体制整備加算・在宅医療DX情報活用加算・在宅医療情報連携加算・オンライン診療・外来感染対策向上加算に関する院内掲示
2022年10月1日よりマイナンバーカードによる資格確認を始めます。
2022年9月1日で開業5年目です。4年間で456人の在宅医療をして、225人の看取りをしました。訪問看護・ケアマネジャー・薬剤師の方々にはお世話になりました。
2022年6月23日「初診時の機能強化加算・時間外対応加算・明細書発行体制等加算・一般名処方加算に関する院内掲示」を始めました。初診時の機能強化加算・時間外対応加算・明細書発行体制等加算・一般名処方加算に関する院内掲示
2022年4月9日「適切な意思決定に関する指針」を定めました。適切な意思決定支援に関する指針
2021年12月より産業医科大学から非常勤医師の派遣を受けています。
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訪問診療で医師が不在になりますので、外来は予約制です。受診希望の方は、前もって電話(093-600-2717)で予約をして下さい。
生活習慣病・脳卒中・神経疾患等を診ています。血液検査はできますが、レントゲン検査等はできません。検査が必要な場合は、可能な病院を紹介しますので、そこで検査を受けて頂くことになります。
また、オンライン診療が可能になりましたので、ご相談下さい。
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曜日 | 午前 | 午後 |
月・火・木・金 | 8:30-12:30 | 13:30-17:30 |
水・土 | 8:30-12:30 | 休み |
休みは、水曜午後・土曜午後・日曜・祝日・8月13日〜15日・12月30日〜1月3日。
院長:河野精一郎
外来及び訪問診療:河野精一郎
訪問診療:齋藤健(第2・4月曜)・長坂昌平(第1・3・5木曜)・梅村武部(第2・4木曜)
外来は予約制です。事前に093-600-2717まで電話を入れて下さい。
明細書は無料で発行しています。
保険外負担(診断書・予防接種等)の金額は別に掲示しています。同意書が必要です。
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浅川学園台在宅クリニック
北九州市八幡西区浅川学園台2丁目11番13号
電話 093-600-2717
FAX 093-330-4563
メール info@asakawagakuendai.com